宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/11 10:12 更新 太陽風はやや低速です。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 カナダの高坂雄一さんより、 カナダ北西部、北極海近くのイーグルプレーンズで、 現地4月5日3〜4時頃に撮影されたオーロラの写真が届きました。 一週間ほど前のオーロラです。 ここは、カナダの西の端近くを北極海へ向かって走っている、 未舗装ハイウェイ(デムスターハイウェイ)にある唯一のオアシスだそうです。 雪景色と小さい町の灯りがとても印象的です。 北極域は夜中でも完全に暗くなる時間はなくなってきたそうです。 今シーズン終わりの貴重なオーロラ写真をお楽しみ下さい。 どうもありがとうございます。 太陽風は、磁場強度がやや乱れて、 5nTから10nTに高まり、以降も7nT前後で変化をしています。 速度は、340km/秒から380km/秒に少し高まっていますが、 やや低速の状態が続いています。 ACE衛星のグラフでは、速度も大きく変化しているように見えますが、 縦軸の設定でそう見えているだけです。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は小規模の変化が2回発生している程度です。 コロナホールの影響は、 2日後くらいからではないかと思いますが、 早まる可能性もあるので、注目して下さい。 太陽は、目立ったフレアの発生はありません。 2529黒点群は、大きな姿を保っていて、 小さい活動は頻繁に起きています。 また、太陽の北東側(左上側)で、 10日19時(世界時10日10時)頃に、フィラメント噴出が発生しました。 CMEも発生していると思いますが、 SOHO衛星の写真が更新されておらず、状況は分かりません。 太陽の中心にやや近いので、 CMEの一部は地球の方向に向かっているかもしれません。 (c) 高坂雄一氏 カナダ北西部のイーグルプレーンズで、現地4月5日3〜4時頃に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 太陽の北東部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時4月10日のAE指数。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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