宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:04)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 8 --- ---
4/ 7 20:04 C1.9
09:56 C1.4
4/ 6 --- ---

黒点  4/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2528 5 β ---
2529 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 368 -0.0
-2 h 368 -0.5
-4 h 364 -4.0
-6 h 360 -9.5
-8 h 363 -10.2
-10 h 367 -6.6
-12 h 375 +4.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -25 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -38 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
4/ 8 0.3 5x10^3
4/ 7 0.4 5x10^3
4/ 6 0.4 9x10^3
4/ 5 0.4 1x10^4
4/ 4 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 4/ 3 08:32 太陽風の高まりが到来しました。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。
2016/ 4/ 4 11:35 太陽風の速度は通常に戻りましたが、磁気圏の活動は続いています。
2016/ 4/ 5 12:28 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度で安定しています。
2016/ 4/ 6 12:22 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も概ね静穏です。
2016/ 4/ 7 11:37 太陽風はやや低速の風になっています。3月の黒点数は 54.9 でした。
最新のニュース

2016/ 4/ 8 13:04 更新
太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動が高まりました。

担当 篠原

昨夜、7日20時(世界時7日11時)頃から、
太陽風の磁場強度が高まり初め、
夜半過ぎには10nTを超える位まで高まりました。
現在は、低下が始まっているようですが、
依然、10nTを割ったくらいに強まっています。

太陽風の速度には変化がなく、
370km/秒とやや低速の状態で安定しています。

磁場が強まるとともに、南北成分の変化も大きくなり、
8日3時(世界時7日18)時頃からは南向きに振れて、
-10nTを超える強い南向き磁場が到来し、
その後、6時間にわたって、-10〜 -5nTの強い南向きが発生しました。

このため、磁気圏の活動もかなり激しくなり、
AE指数は、500nTを超える活発な活動が継続し、
最大で1700nTに達する変化を記録しています。

その頃のオーロラの様子を、南極・昭和基地の動画で紹介します。
この画像の直前の時間は、撮影が行われておらず、
最も活発なオーロラの変化は、その頃に起きているかもしれません。

今朝以降、太陽風磁場の南北成分は再び北寄りに変わり、
磁気圏の変化も弱まっているようです。


27日周期の図を見ると、
前周期の3月11日に、太陽風磁場の強まりが到来し、
セクターの切り替わりが発生するという、
今回と似た太陽風の変化が到来しています。
この構造が回帰してきたのかもしれません。

前周期は、続いて速度も上昇したのですが、
今回は変化していません。
一方、前回の磁場の南北成分は、北向きに大きく振れたのですが、
今回は南向きに強まって、磁気圏の活動を高めました。


太陽では、東端に新しい黒点が現れ、
2529群と番号が付きました。

小さい活動を活発に起こしていて、
C1.4、C1.9などの小規模フレアを起こしています。




南極の昭和基地で、世界時7日21時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。