宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/ 9 08:46 更新 太陽風磁場の強まりは終わり、磁気圏も静穏になっています。 担当 篠原 太陽の東端(左端)に現れた2529黒点群の 全体の姿が見えるようになっています。 可視光の拡大写真を2枚目に掲載します。 また、2529群付近では、 プロミネンスがとてもきれいに見えています。 SDO衛星AIA171の動画を1枚目に掲載します。 しかし、活動は特に高まらず、 深夜、9日1時半(世界時8日16時半)に C1.1の小さいフレアが起きた程度です。 太陽風は、10nTに強まっていた磁場強度は、 ゆっくりと低下して、5nTと平均的な値に戻っています。 速度は、370km/秒から350km/秒へ少し下がって、 より低速になっています。 太陽風は穏やかな状態に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降はほぼ北向きになっています。 それとともに磁気圏の活動は小さくなっていて、 AE指数のグラフは、中盤以降全く変化がありません。 SDO衛星AIA193では、太陽の中心から少し東側(左側)に、 赤道から南極へ縦に長くコロナホールが伸びています。 明日くらいに中心線に達し、 その3日後くらいから太陽風に影響が現れるかもしれません。 次の擾乱の要因は、このコロナホールになりそうです。 2529黒点群付近のプロミネンスの様子。SDO衛星AIA171。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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