宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 4/ 5 12:28 更新 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度で安定しています。 担当 篠原 昨日、4日11時(世界時4日2時)頃に、太陽の北東端(左上)で、 プロミネンスの噴出が発生しました(フィラメントと同じです)。 その様子を、SDO衛星AIA304の動画で紹介します。 ゆらゆらと漂っていたコロナのガスが、急に飛ばされています。 これにより、CME(太陽ガスの放出現象)が、 太陽の左上に向かって飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 白熱電球の断面図のような構造が、 宇宙空間へ飛び出していく様子が、きれいに見えています。 地球からは横方向に向かっているので、影響はありません。 太陽では、この他に目立った現象はなく、 穏やかな状態が続いています。 2526黒点群は西の端に近づき、 残るのは2528群だけになるかもしれません。 太陽風は、400km/秒と平均的な速さで安定しています。 磁場強度は、7nTから8nTへ、やや強まっている印象です。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化するようになり、 磁気圏の活動は弱まっています。 AE指数は、時々、200〜300nTの小規模の変化が起きる程度です。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが西に進み、 1〜2日後くらいから影響が見られるかもしれません。 それまでは、太陽風は穏やかに推移しそうです。 鹿児島高専は、今日が入学式、明日は始業式です。 今年の鹿児島は桜の開花が遅く、 満開の中での入学式になりました。 明日からは学生達も戻って来て、にぎやかな学校に戻ります。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) プロミネンスの噴出により発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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