宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 3/31 12:12 更新 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動もある程度高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 500km/秒と昨日からは少し下がりましたが、 高速の状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 今回の高速風は28日に始まって、4日目に入っています。 前周期の小さい高まりと比べると、 立派な高速風領域に変わっています。 太陽風の磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がっています。 目立つ変化ではありませんが、 高速風領域の終わりが近づいているのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 短い時間で南北に変化するようになっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 300〜600nTの小中規模の変化が、連続的に起きています。 昨日のグラフと比べると、 変化の規模はやや小さくなっていますが、 途切れずに活動が続いている印象です。 アラスカ・フェアバンクスのオーロラの様子を紹介します。 ファイルサイズが大きくなりますが、 世界時30日7時から13時までの6時間の様子です。 強弱の波はありますが、にぎやかにオーロラの活動が続いています。 太陽は、X線グラフはほとんど変化がなく、 フレアの発生はありません。 一方、今朝、31日9時(世界時30日0時)頃に、 南西部(右下)でフィラメント噴出が発生しています。 CME(太陽ガスの放出現象)も起きていると思われますが、 明日のニュースで紹介できると思います。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |