宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 3/17 12:41 更新 高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に、 再び450km/秒へ下がってしまったのですが、 夜になるとゆっくりと上昇を始めて、 550km/秒の高速状態に戻っています。 27日周期の図の速度変化を見ると、 3月14日と16日に2つの高まりができていて、 前周期の変化と似た姿になっています。 太陽風の磁場強度は、7〜10nTの間を推移しています。 強まった状態は続いているので、 引き続き、速度の推移についても注意が必要のようです。 磁場の南北成分は、比較的南寄りに推移しています。 速度が高いこともあって、磁気圏の活動は活発になっていて、 AE指数のグラフは、500〜1000nTの中規模の変化が ほぼ1日中続いています。 極域では、賑やかにオーロラが現れているのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールが西へ通り過ぎていくのに続いて、 今度は、北半球のコロナホールが太陽の中心線へ近づいています。 4日ほどすると、こちらの影響が地球へ及ぶようになるかもしれません。 太陽では、東端から新しい黒点が現れ、 2524黒点群と番号が付いています。 今の所、目立った活動は起こしていませんが、しばらく注目して下さい。 また、西の端に達した2522群で、C2.2の小規模フレアが発生し、 その変化に伴って、CMEも噴出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 噴き出していく様子が、なかなかダイナミックです。 地球からは横に向かっているので、影響はないでしょう。 また、高速太陽風の影響を受けて、 放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 GOES15の青線が、10,000の線に達したところです。 更に増加が続く可能性があります。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |