宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
昨日、C2.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/17 --- ---
3/16 15:33 C2.2
3/15 --- ---

黒点  3/17 (NOAA)
磁場 フレア
2519 4 β ---
2521 5 β C1
2523 3 β ---
2524 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 552 -1.7
-2 h 570 -2.8
-4 h 551 -5.0
-6 h 531 -3.5
-8 h 530 -1.9
-10 h 502 +3.3
-12 h 494 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
3/17 1.2 1x10^4
3/16 1.8 4x10^3
3/15 0.3 7x10^2
3/14 0.4 2x10^2
3/13 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 3/12 12:53 600km/秒に達する高速太陽風が到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。
2016/ 3/13 10:42 高速の太陽風は終わりつつあります。太陽は穏やかです。
2016/ 3/14 13:09 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は静穏です。
2016/ 3/15 12:21 600km/秒に達する高速太陽風が到来しました。磁気圏の活動も高まっています。
2016/ 3/16 12:23 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も活発です。
最新のニュース

2016/ 3/17 12:41 更新
高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの後に、
再び450km/秒へ下がってしまったのですが、
夜になるとゆっくりと上昇を始めて、
550km/秒の高速状態に戻っています。

27日周期の図の速度変化を見ると、
3月14日と16日に2つの高まりができていて、
前周期の変化と似た姿になっています。

太陽風の磁場強度は、7〜10nTの間を推移しています。
強まった状態は続いているので、
引き続き、速度の推移についても注意が必要のようです。

磁場の南北成分は、比較的南寄りに推移しています。
速度が高いこともあって、磁気圏の活動は活発になっていて、
AE指数のグラフは、500〜1000nTの中規模の変化が
ほぼ1日中続いています。
極域では、賑やかにオーロラが現れているのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193を見ると、
南半球のコロナホールが西へ通り過ぎていくのに続いて、
今度は、北半球のコロナホールが太陽の中心線へ近づいています。
4日ほどすると、こちらの影響が地球へ及ぶようになるかもしれません。


太陽では、東端から新しい黒点が現れ、
2524黒点群と番号が付いています。
今の所、目立った活動は起こしていませんが、しばらく注目して下さい。

また、西の端に達した2522群で、C2.2の小規模フレアが発生し、
その変化に伴って、CMEも噴出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
噴き出していく様子が、なかなかダイナミックです。
地球からは横に向かっているので、影響はないでしょう。


また、高速太陽風の影響を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
GOES15の青線が、10,000の線に達したところです。
更に増加が続く可能性があります。



太陽の西側から噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。