宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 3/13 10:42 更新 高速の太陽風は終わりつつあります。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、今朝早くまで500km/秒の高速状態が続いていましたが、 その後低下が始まって、現在は450km/秒とやや高速の風になっています。 太陽風の高まりは、2日程度で終わりそうです。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。 南北成分は、北に振れている時間帯が多く、 時々、弱い南向きに振れる程度です。 その割に、オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 大きい変化を示している印象で、 前半に400〜500nTの高まりが2回発生し、 後半には、1000nTに達する変化も起きています。 極域の空は、なかなか賑わっていたのではないでしょうか。 太陽風は、この後一旦穏やかになりそうですが、 続いて、SDO衛星AIA193の太陽写真の南半球に見えている コロナホールの影響が到来しそうです。 今日の写真で、コロナホールの先頭が太陽の中心線に達しています。 3日後くらいを目安と考えると、 16日頃から再び太陽風の高まりが到来するかもしれません。 太陽は、西の2513黒点群でC1.1、 東の2519群でBクラスの小さいフレアが起きた程度です。 また、北半球の中央部に、2521黒点群が新しく現れています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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