宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 3/14 13:09 更新 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、450km/秒から400km/秒に下がり、 平均的な状態に戻っています。 磁場強度も、5nTで安定しています。 磁場の南北成分は、0nTから北向きでほとんど推移しています。 このため、磁気圏はとても穏やかで、 AE指数のグラフには、ほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールが中央線を越えて、西に少し進んでいます。 地球への影響の到来は、明後日くらいでしょうか。 太陽では、今朝、14日4時(世界時13日19時)に、 東端近くでフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 暗く見えるコロナのガスが、勢いよく噴き上がっています。 この現象により、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していますが、 地球からは横に向かっているので、影響はありません。 太陽では、フレアの発生は特になく、 全体としては穏やかな状態です。 太陽の東端で発生した、フィラメント噴出の様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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