宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/15 --- ---
3/14 --- ---
3/13 --- ---

黒点  3/15 (NOAA)
磁場 フレア
2513 1 α ---
2519 1 α ---
2521 12 β ---
2522 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 529 -5.1
-2 h 537 -1.8
-4 h 555 -2.1
-6 h 524 -3.0
-8 h 477 +1.3
-10 h 396 +6.2
-12 h 366 +3.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h 17 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
3/15 0.3 7x10^2
3/14 0.4 2x10^2
3/13 0.4 4x10^2
3/12 0.5 5x10^2
3/11 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 3/10 13:01 太陽の東端でC3の小規模フレアが発生しています。太陽は低速になっています。
2016/ 3/11 14:28 太陽風は低速ですが、磁場が南寄りのため磁気圏の活動が続いています。
2016/ 3/12 12:53 600km/秒に達する高速太陽風が到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。
2016/ 3/13 10:42 高速の太陽風は終わりつつあります。太陽は穏やかです。
2016/ 3/14 13:09 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2016/ 3/15 12:21 更新
600km/秒に達する高速太陽風が到来しました。磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

深夜に太陽風の強まりが到来して、
既に、500km/秒台の高速風に変わっています。

ACE衛星によると、15日1時(世界時14日16時)頃から、
太陽風の磁場強度、速度の両方で上昇が始まりました。
磁場強度は、5nTから25nTへ強まり、
速度は、370km/秒から600km/秒へ変化しています。

高速太陽風到来のタイミングとして、
SDO衛星AIA193のコロナホールの位置に注目していましたが、
今回は、27日周期の図の前周期の変化(この時は2月16日開始)
の回帰として考えた方が単純だったようです。


太陽風の変化が始まって半日ほど経った現在、
磁場強度はピークよりも下がりましたが、
依然、10nTに高まった状態で、
速度は、550km/秒前後で推移しています。

高速風の規模が前回と同程度であれば、
600km/秒前後の高い速度が、3〜4日くらい続く可能性があります。
引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。


太陽風の強まりにより、磁気圏の活動も高まっています。
AE指数は、1000nTに達する変化を記録しています。

ACE衛星のグラフの最後では、
太陽風磁場は南向きの傾向になっています。
この状態が続くと、オーロラの活動は高まった状態が続くでしょう。


太陽では、北西(右上)に2522黒点群が発生し、
小さい活動をやや活発に起こしています。
しかし、このまますぐに見えなくなって行きそうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。