宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 3/16 12:23 更新 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 太陽風は、高速の状態が続いています。 昨日、550km/秒だった速度は、今朝にかけてゆっくりと遅くなり、 一旦、450km/秒まで下がりましたが、 そこで再び、500km/秒へ上がっています。 高速の太陽風は続いていますが、 27日周期の図の前周期ほどの強さはないようです。 太陽風の磁場強度は、7〜10nTとやや強い状態で推移しています。 南北成分は、南向きに振れている時間帯が目立ち、 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続いています。 AE指数のグラフは、中間に静かな時間帯がありますが、 500nTから、1200nTに達する活発な変化が長い時間発生しています。 世界時15日23時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 南半球のコロナホールは、 南極へ伸びる部分がちょうど太陽の中心線に達しています。 前周期と同様に、もう3日ほど太陽風への影響が続くかもしれません。 太陽では、2521黒点群で、C1の小さいフレアが2回起きています。 また、中央部に新しい黒点が発生しています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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