宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/ 3/12 12:53 更新 600km/秒に達する高速太陽風が到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 太陽風の磁場強度は、 昨日のニュース以降もゆっくりと高まって、 11日21時(世界時11日12時)には、20nTに達しました。 速度も追いかけるようにゆっくりと上昇して、 夜には400km/秒と平均的な速度に達し、 更に、今朝、12日4時(世界時11日19時)には 一気に600km/秒へ上がる変化を起こしています。 20nT前後に高まっていた磁場強度は、ここで大きく下がって、 5nTと平均的な状態に戻っています。 磁気圏への影響度を決める、磁場の南北成分は、 北向きの時間帯が多くなっていますが、 時々南に振れて、オーロラの活動を強めています。 AE指数は、500nTや1000nTの山が、少し間隔をあけて発生しています。 このうち、世界時11日20〜21時のオーロラの様子を、 南極の昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 4秒間隔の撮影で、とても細かい動きまで見ることができます。 じっくりとご覧下さい。 高速の太陽風は、600km/秒に上がった時がピークだったのか、 現在は500km/秒と少し下がっています。 コロナホールの広がりは小さかったので、 高速風はあまり長く続かないかもしれません。 SDO衛星AIA193の太陽の南半球には、 コロナホールが曲線を描きながら細長く伸びています。 次はこの領域の影響がやって来そうです。 27日周期の図では、2月16日に高速太陽風が始まっています。 コロナホール自体は、前周期よりもやや細くなり、 位置も少し変わっているようです。 前週期と比べると、高速風は変化がいくらか弱まって、 始まりも少し遅くなるかもしれません。 太陽は、フレアの発生はなく穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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