宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:01)
昨日、C3.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/10 --- ---
3/ 9 21:26 C3.3
3/ 8 22:02 C1.6

黒点  3/10 (NOAA)
磁場 フレア
2511 2 β C2
2512 2 α ---
2513 1 α ---
2518 5 β ---
2519 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 352 -2.9
-2 h 346 -2.7
-4 h 356 -1.9
-6 h 361 -2.8
-8 h 368 -2.7
-10 h 366 -1.7
-12 h 372 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
3/10 0.5 1x10^4
3/ 9 0.6 1x10^4
3/ 8 0.3 5x10^3
3/ 7 0.4 7x10^2
3/ 6 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 3/ 5 12:32 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。
2016/ 3/ 6 14:38 太陽風は低速ですが、磁場強度が高まっています。太陽は穏やかです。
2016/ 3/ 7 10:26 太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏の活動を強めています。速度は500km/秒に上がっています。
2016/ 3/ 8 12:29 太陽風の高まりは後半に入っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 3/ 9 15:31 太陽風は平均的な状態に戻っています。C1の小さいフレアが起きています。
最新のニュース

2016/ 3/10 13:01 更新
太陽の東端でC3の小規模フレアが発生しています。太陽は低速になっています。

担当 篠原

太陽の東端から、2519黒点群が姿を現し、
昨夜、9日21時半(世界時9日12時半)に、
C3.3の小規模フレアを起こしました。
フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2519群は、その後は目立った活動を起こしていませんが、
引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度の低下が続き、
昨日は400km/秒でしたが、現在は350km/秒と低速風になっています。
磁場強度も、3〜4nTとやや弱めです。

その中で、磁場の南北成分は、-3nT程度の弱い南向きが続いています。
このため、磁気圏では小規模の活動が続いていて、
AE指数には、200〜300nTの変化が長い時間見られています。
極域では、ある程度にぎやかなオーロラが見られたのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
中央部に見えた小さいコロナホールが西に進んでいて、
地球に影響が及び始める目安の位置に近づいています。
明日か、明後日くらいから、
弱い太陽風の高まりがやって来るかもしれません。




太陽の東端で発生した C3.3の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。