宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 3/ 7 10:26 更新 太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏の活動を強めています。速度は500km/秒に上がっています。 担当 篠原 太陽風の乱れが強まっています。 昨日より高まっていた磁場強度は、 今日の未明に、20nTまで高まりました。 その後、15〜20nTを推移して、今朝になって10nTへ少し下がっています。 磁場の変化を追いかけるように、速度も上昇を始め、 昨日は400km/秒を割っていましたが、 深夜に400km/秒を超えて、その後、550km/秒まで高まっています。 また、注目していた磁場の南北成分は、 今日に入った頃から南向きに振れるようになりました。 磁場強度が高まったこともあり、-15nTと強く南向きに振れました。 このため、磁気圏の活動は一気に高まっています。 AE指数のグラフは、 磁場がまだ南に振れていなかった前半は、ほとんど変化していませんが、 後半から急に大きく変化を始め、 1000〜1300nTと大規模の変化も発生しています。 この少し後ですが、世界時6日19〜21時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 空が暗くなっていくとともに、オーロラの光が強く見える様になり、 より上空の赤いオーロラも強く輝いています。 ファイルサイズが大きめですが、じっくりとご覧下さい。 Dst指数の速報値は、 -96nTまで下がっています。 中規模の磁気嵐となっているようです。 現在の太陽風は、500km/秒の高速風で、 磁場も10nTに強まった状態です。 南向きの磁場は弱くなっているので、変化は弱まりそうですが、 引き続きオーロラの活動に注目して下さい。 太陽は、目立ったフレアは発生していませんが、 2512黒点群で小さい活動が頻繁に起きています。 発達してCクラスに届くようになるでしょうか。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数(速報値)は、-96nTまで下がっています。Dst指数はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |