宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 3/ 6 14:38 更新 太陽風は低速ですが、磁場強度が高まっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、360km/秒と低速の風が続いています。 一方、磁場強度は、今朝くらいから次第に強まり始め、 5nTと平均的な状態から、現在は13nTヘ強まっています。 今日のSDO衛星AIA193の太陽写真で、 太陽の西側(右側)に見えるコロナホールの影響が、 始まりつつあるのかもしれません。 磁場強度の高まりに続いて速度も変化をするのか、 注目してください。 磁場が強まり始めて以降、磁場の南北成分は、 北向きに強まっています。 このため、磁気圏への影響は小さくなっていて、 AE指数はグラフの中盤以降ほとんど変化をしていません。 今後、南向きに切り替わるような変化がやって来た場合は、 磁場が強まっているので、 磁気圏の活動も強まる可能性があります。 太陽は、目立ったフレアの発生はなく、 穏やかな状態が続いています。 種子島への出張は今日までで、これから船に乗るところです。 明日、明後日は、通常の更新ができそうですが、 9〜11日にかけて、福岡へ出張しますので、 再び更新の時間帯が変わりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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