宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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2016/ 3/ 1 13:41 更新 太陽風の磁場がやや強まっています。高速太陽風が始まるかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、昨夜から磁場強度に変化が見られるようになり、 昼前には、10nTを超えるくらいに強まっています。 一方、太陽風の速度は、 昨日の370km/秒から、今朝にかけて次第に遅くなり、 300km/秒まで下がりましたが、 昼頃から上昇に転じて、400km/秒近くに上がっています。 コロナホールによる太陽風の高まりが、 近づいているのかもしれません。 引き続き太陽風の変化に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、全体としては北寄りになっていて、 時々、南向きに振れたときに、磁気圏で弱い活動が発生しています。 AE指数は、前半と後半にそれぞれ、 200〜400nTの小規模の変化が起きています。 現在は、太陽風の磁場強度が強くなっているので、 南向きに振れたときに変化が大きくなって、 オーロラの活動を高める可能性があります。 高速太陽風の始まりとともに、 ライブカメラなどのオーロラにも注目して下さい。 太陽は、目立った活動はなく、穏やかな状態が続いています。 新しい黒点には、2509群と番号が付きました。 3つの黒点群が見えていますが、どれも穏やかです。
(c) SDO (NASA)  SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA)  ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図：宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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