宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/25 --- ---
2/24 21:23 C1.4
2/23 --- ---

黒点  2/25 (NOAA)
磁場 フレア
2501 1 α ---
2505 6 β ---
2506 2 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 316 -3.3
-2 h 312 +0.5
-4 h 315 -0.3
-6 h 313 -0.8
-8 h 313 -0.6
-10 h 340 +1.2
-12 h 337 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^2
2/25 0.4 2x10^3
2/24 0.4 9x10^3
2/23 0.4 1x10^4
2/22 0.3 2x10^4
2/21 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 2/20 13:25 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動は弱まりかけています。
2016/ 2/21 11:52 太陽風の速度は下がり、磁気圏も穏やかになっています。
2016/ 2/22 11:59 太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風は低速です。
2016/ 2/23 12:29 太陽風は低速の状態が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/24 13:20 太陽風は低速ですが、磁場が南に振れて磁気圏の活動を高めています。
最新のニュース

2016/ 2/25 12:55 更新
太陽風は、更に低速になっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

フィンランド・オウル市の小松兼一さんより、
2月16日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
23日に紹介したムルマンスクのオーロラ写真と同じ夜です。

撮影時刻は、現地21時(世界時19時)の、7分、13分、49分とのことで、
太陽風は、600km/秒の高速風、磁場強度も10nTに強まって、
南北成分は南向きに変化していた頃です。
AE指数も、1000nT前後の大きな変化を記録しています。

小松さんによると、1、2枚めの写真は、
オーロラ自体はあまり強くなかったものの、
月明かりの下で趣のあるオーロラ写真を撮ろうとしたとのことです。
撮り終えて家に帰り着いたときに、
突然大きく発達したオーロラが現れたそうで、
それを撮影したのが3枚めです。
ものの2、3分も経たずに消えてしまったそうで、
一瞬のできごとだったということです。

ニュージーランド(18日掲載)に始まって、ロシア、フィンランドと、
地球を半周するオーロラの旅になりました。
素敵な雰囲気のオーロラ写真を、ありがとうございます。


現在の太陽風は、速度は350km/秒から310km/秒へ下がり、
一段と低速の風になっています。
磁場強度は、7nTで安定していましたが、
グラフの最後のところで、5nTに下がっています。

磁場の南北成分は、0nT付近から、
時々、少し南向きに振れるという変化を繰り返しています。
この変化と対応していると見ていいのか、
AE指数は、200〜300nTと小さい変化ですが、
こちらも少し時間をおきながら、繰り返し発生しています。


太陽は、東側の黒点に、2506群と番号が付きました。
C1.4の小規模フレアを1回起こして、
その後も小さい活動は続いているようです。
規模が大きくなる様であれば、注目する必要が出てくるでしょう。



フィンランド・オウル市で、現地2月16日21時7分(世界時19時7分)に撮影されたオーロラ。
(c) 小松兼一氏


フィンランド・オウル市で、現地2月16日21時13分(世界時19時13分)に撮影されたオーロラ。
(c) 小松兼一氏


フィンランド・オウル市で、現地2月16日21時49分(世界時19時49分)に撮影されたオーロラ。
(c) 小松兼一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。