宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 2/25 12:55 更新 太陽風は、更に低速になっています。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 フィンランド・オウル市の小松兼一さんより、 2月16日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 23日に紹介したムルマンスクのオーロラ写真と同じ夜です。 撮影時刻は、現地21時(世界時19時)の、7分、13分、49分とのことで、 太陽風は、600km/秒の高速風、磁場強度も10nTに強まって、 南北成分は南向きに変化していた頃です。 AE指数も、1000nT前後の大きな変化を記録しています。 小松さんによると、1、2枚めの写真は、 オーロラ自体はあまり強くなかったものの、 月明かりの下で趣のあるオーロラ写真を撮ろうとしたとのことです。 撮り終えて家に帰り着いたときに、 突然大きく発達したオーロラが現れたそうで、 それを撮影したのが3枚めです。 ものの2、3分も経たずに消えてしまったそうで、 一瞬のできごとだったということです。 ニュージーランド(18日掲載)に始まって、ロシア、フィンランドと、 地球を半周するオーロラの旅になりました。 素敵な雰囲気のオーロラ写真を、ありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は350km/秒から310km/秒へ下がり、 一段と低速の風になっています。 磁場強度は、7nTで安定していましたが、 グラフの最後のところで、5nTに下がっています。 磁場の南北成分は、0nT付近から、 時々、少し南向きに振れるという変化を繰り返しています。 この変化と対応していると見ていいのか、 AE指数は、200〜300nTと小さい変化ですが、 こちらも少し時間をおきながら、繰り返し発生しています。 太陽は、東側の黒点に、2506群と番号が付きました。 C1.4の小規模フレアを1回起こして、 その後も小さい活動は続いているようです。 規模が大きくなる様であれば、注目する必要が出てくるでしょう。 (c) 小松兼一氏 フィンランド・オウル市で、現地2月16日21時13分(世界時19時13分)に撮影されたオーロラ。 (c) 小松兼一氏 フィンランド・オウル市で、現地2月16日21時49分(世界時19時49分)に撮影されたオーロラ。 (c) 小松兼一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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