宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 2/28 12:36 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽の中央に見える2506黒点群が少し大きくなり、 C3.3の小規模フレアと、 Bクラスの小さいフレアを数回起こしています。 活動的な状態は続いているようです。 また、太陽の東端(左端)で、27日13時(世界時27日4時)頃に Bクラスの小さいフレアが発生したのですが、 SDO衛星の動画を、AIA131、193、171と、 3種類繋げて掲載します。 数字は、撮影している光の波長を示しています。 それにより、様々な温度のコロナを見ることができます。 (Wikipedia参照) 爆発の様子がいろいろ違って見えて、興味深い動画です。 このフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。 横に向かっているので、地球への影響はありません。 太陽風は、370km/秒とやや低速の風が続いています。 磁場強度は、5nTで安定していましたが、 今朝くらいから少し高まって、8nTになっています。 更に上がり続けるのか、この辺りで落ち着くのか、 今後やって来ると思われる、 コロナホールの影響との関係に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りになっています。 このため、磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数はほとんど変化がみられません。 SDO衛星AIA193では、コロナホールが西に進んでいます。 明後日、3月1日くらいから影響がやって来るかもしれません。 SDO衛星AIA131,193,171による、太陽の東端で発生した小規模のフレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 東端のフレアに伴って発生したCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |