宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 2/23 12:29 更新 太陽風は低速の状態が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、 高速の太陽風が到来した2月16日の、 オーロラの写真をいただきました。 2月18日のニュースでは、 ニュージーランドのオーロラを紹介しましたが、 その写真に続くオーロラの活動です。 福島さんによると、この日は、職場へ向かう途中に、 月光に負けないほどの雄大華美なオーロラが現れたそうで、 時間を忘れてうっかり見とれてしまったそうです。 オーロラの出現は、できれば仕事帰りにお願いします・・・とのことです。 写真は、ムルマンスクの撮影家たちの競演です。 月明かりもあって、地上の景色との組み合わせが印象的です。 4枚目の写真は、広角レンズの撮影だと思いますが、 オーロラの姿を面白く捉えています。 南北両半球の様子を見ることができました。 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、 速度が340km/秒から370km/秒へ少し上がっていますが、 低速の状態が続いています。 磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球のコロナホールはだいぶ西に移動しましたが、 影響は到来しないままです。 磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数は小さい変化が時々起きる程度です。 太陽も、穏やかな状態が続いています。 GOES衛星のX線グラフは、 終わり近くに小さい変化が数回起きています。 太陽の南東端(左下側)で起きているフレアで、 SDO衛星の拡大写真を見ると、小さい黒点があるようです。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少が続いていますが、 今日もぎりぎりで10,000に届いています。 現地2月16日に、ロシア・ムルマンスク州ニャル湖近くで撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、アレクサンドル・ステパーネンコ氏 現地2月16日に、ロシア・ムルマンスク州カンダラクシャ市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ヴィクトル・イゴーレヴィチ氏 現地2月16日に、ロシア・ムルマンスク州ムルマシ−ピャイヴェ道路傍で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、イワン・オルロフ氏 現地2月16日に、ロシア・ムルマンスク州ニャル湖近くで撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、セルゲイ・フレノフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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