宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 2/24 13:20 更新 太陽風は低速ですが、磁場が南に振れて磁気圏の活動を高めています。 担当 篠原 太陽風の速度は、370km/秒から350km/秒へ少し下がり、 より低速の状態になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いていましたが、 今朝くらいから、6〜7nTに少し強まっています。 やや目立った変化をしているのが、磁場の南北成分です。 昨日までは、北寄りに推移していたのですが、 今日に入った頃から、南に振れ続けるようになり、 最大で -7nTくらいに達しています。 この影響で、AE指数のグラフは前半は静かでしたが、 後半から500nT前後の中規模の変化が発生しています。 磁場の南北成分は、現在も南寄りですが、 振れ幅が小さくなっています。 磁気圏の変化は次第に弱まりそうです。 太陽は、フレアの発生はなく、静かです。 東端から現れた新しい黒点が、小さく見えています。 昨日まで、太陽写真に書き加えていた黒点番号に間違いがありました。 西の端に近づいている黒点群は、2505群でした。 昨日まで2503群と記入していました。 2503群が広がる様に出現したので、気付きませんでした。 申し訳ありません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 太陽風の変化を受けて、大きく減少しています。 掲載しているグラフの後、更に大きく下がっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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