宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 2/10 13:04 更新 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も高まりました。 担当 篠原 昨日のニュース以降も、 太陽風の磁場は10nTに強まった状態が続き、 夕方、9日18時(世界時9日9時)には、15nTへ高まりました。 南北成分も、次第に南向きに振れるようになり、 磁場強度が15nTに高まったところで、-10nTまで強まっています。 磁場強度は、その後はゆっくりと下がっていき、 現在は5nTと平均的な値に戻っています。 南北成分も、次第に弱まって、 0nT付近で小さく変化するようになっています。 一方、太陽風の速度は、 400km/秒と平均的な状態で安定しています。 今回の太陽風磁場の強まりは、 6日に発生した弱いCMEの影響だったのかもしれません。 今回の太陽風磁場の変動により、 磁気圏の活動もある程度高まっています。 AE指数は、300〜700nTの小中規模の変化が 連続的に発生しています。 オーロラの活動が強まった、 世界時9日9時以降のオーロラの様子を、 アラスカのオーロラカメラの動画で紹介します。 AE指数が最も大きく変化している、世界時9日11〜12時頃、 アラスカの空も最もにぎやかに輝いています。 現在の太陽風は、速度は400km/秒、 磁場強度は5nTと平均的な状態です。 乱れは終わっています。 太陽は、目立ったフレアの発生はなく、 穏やかです。 東端から2498黒点群が現れましたが、 小さい黒点が見える程度です。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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