宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/ 2/ 9 12:46 更新 太陽風の磁場がやや強まっています。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、カナダで現地7日19時(世界時8日2時)頃 に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 撮影地点は、イエローナイフから南西へ320kmの 先住民の村、Fort Providence とのことです。 現地では、この頃からオーロラが強まったそうで、 昨日のニュースのAE指数の最後の高まりの頃のオーロラです。 この冬のイエローナイフは曇り空が多く、 晴れ間を探して移動しての撮影になっているそうです。 写真の1枚目は、天体用改造機のCanon 5D2、2枚めはNikon 810A の撮影とのことです。 撮影の詳細は分かりませんが、ご参考までに。 画面いっぱいのオーロラは、素晴らしい迫力ですね。 貴重な速報をどうもありがとうございます。 太陽風は、400〜450km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度は、昨日のニュース以降、10nTから5nTへ下がりましたが、 今朝から再び10nTに高まっています。 6日に発生した弱いCMEの影響が、そろそろ到来する可能性があります。 現在の磁場の強まりは、その変化の始まりでしょうか。 磁場の南北成分は、昨日の夕方以降は北寄りになっています。 このため、磁気圏の活動も弱まっていて、 AE指数は、最初に1000nTの大きい変化がありますが、 それ以降はほとんど変化がなくなっています。 太陽風の磁場が強まっているので、 今後、南向きに切り替わると、 オーロラの活動も強まる可能性があります。 太陽は、2492黒点群でC1.6の小規模フレアが起きた程度です。 2496群の活動は目立たなくなっています。 SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 太陽の北東(左上)に向かって、CMEの噴出が発生しています。 噴き出す様子から、フィラメント噴出によると思われますが、 SDO衛星の太陽画像には現象は見られないため、 太陽の向こう側で発生したようです。 地球への影響はありません。 カナダ・イエローナイフ近郊で撮影された、現地7日19時頃のオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 カナダ・イエローナイフ近郊で撮影された、現地7日19時頃のオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 太陽の北東側に噴き出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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