宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/31 08:39 更新 280km/秒の低速の風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 昨日のフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が、 太陽から西に向かって(右向き)噴出しています。 SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。 ガスのかたまりが、風船の様に膨らみながら飛び出しています。 地球からは横に向かっているので、影響はありません。 太陽では、その後目立ったフレアは発生していません。 Cクラスのフレアを起こしていた2488黒点群は、 西の端に没しつつあります。 太陽風は、280km/秒とかなり遅い状態が続いています。 磁場強度は、3nTから5nTへ少し上がって、 平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 0nT付近で小さく南寄りに変化する程度です。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数のグラフは、所々に100nTの変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真を見ると、 北極側から太陽の中央に向かって、 コロナホールが細く伸びています。 このコロナホールは、 27日前は、赤道付近に大きく広がっていて、 1月6日以降の高速太陽風をもたらしました。 現在は、規模がかなり小さくなっています。 太陽風への影響も小さくなり、 今回は、高速の風にはならないかもしれません。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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