宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/27 13:26 更新 太陽でフィラメント噴出が発生し、CMEも飛び出しています。 担当 篠原 27日2時(世界時26日17時)頃、太陽の南西寄り(右下側)で、 フィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 細長く見えていたダークフィラメントが、 勢いよく噴き上がって行きます。 この噴出により、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C2の動画は、 まだ途中までしか公開されていませんが、 太陽から主に南西(右下)に向かっていて、 地球への影響は小さそうに思われます。 明日になれば、CMEの様子をより詳しく見ることができるでしょう。 太陽は、フレアの発生はありません。 太陽風の速度は、370km/秒から350km/秒の間で 上下に変化しています。 ACE衛星のグラフでは大きな変化に見えますが、 値としては小さい変化で、 太陽風は低速の状態になりつつあるようです。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な状態で安定しています。 南北成分は北寄りになっていて、磁気圏もとても静かです。 AE指数はほとんど変化がありません。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出により発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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