宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/22 12:29 更新 太陽風は500km/秒台の高速風に変わり、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨日掲載したトロムソのオーロラのその後の変化を紹介します。 世界時21日5〜6時の様子で、 上空の赤いオーロラが目立つようになっています。 AE指数を見ると、この時間帯は再び変化が大きくなっていました。 最後は、空が明るくなり始めたところで撮影を終了しています。 太陽風は、磁場の強まりは終わりましたが、 今度は速度が高まって、高速風に変わっています。 昨日、15nTに高まっていた太陽風の磁場強度は、 21日19時(世界時21日10時)に、急に8nTくらいに下がりました。 一方、太陽風の速度はこの少し前から高まり始めていて、 深夜にかけて500km/秒へ上昇して、高速状態に変わっています。 CMEの変化が通り過ぎるとともに、 コロナホールの影響が始まったようです。 現在の太陽風は、速度は530km/秒と高まり、 磁場強度は5nTと平均的な値に戻っています。 磁気圏の活動も続いていて、 AE指数は500〜1000nTと中規模の変化が続いています。 27日周期の図の前周期に見られた太陽風速度の高まりが、 今回も回帰してきたようです。 太陽は、昨日のC2.9に続いて、 2484群でC1.3、西の端の2484群でC1.1、 2487群でC1.4と、小さいフレアばかりですが、 X線のグラフが少しにぎわっています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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