宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/12 11:26 更新 550km/秒の高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜より、高速の太陽風が到来しています。 昨日のニュースの後、午後にかけて、 太陽風磁場の強度は、5nTから10nTへ強まりました。 続くように、速度もゆっくりと高まり始め、 11日21時(世界時11日12時)頃には、500km/秒に達して、 高速風が始まっています。 その後、今日にかけて、磁場強度は10nTを保ち、 速度は570km/秒くらいまで高まりました。 現在は、磁場強度は5nTに下がりましたが、 速度は550km/秒に高まった状態が続いています。 27日周期の図の前周期に見られた高速の太陽風は、 半日ほど遅れて、今回も回帰してきました。 前回の高速風は、2〜3日ほど続いています。 今回も同程度とすると、明日、明後日にかけて続きそうです。 磁場の南北成分は、ACEの図の前半は0nT付近に留まり、 後半から南向きの、-5nT程度に変化しています。 このため、磁気圏の活動も、 AE指数のグラフの後半から高まり、 500nTから1000nTに達する中規模の変化が続いています。 世界時11日18〜19時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラで紹介します。 AE指数のグラフが最も高まった頃で、 オーロラの輝きも、この時間帯に激しく変化しています。 太陽は、目立った変化はなく、穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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