宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/ 7 12:28 更新 高速の太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 太陽風の速度は、昨夜、6日21時(世界時6日12時)頃までは、 600km/秒の状態が続き、 その後、550km/秒へ一段下がりましたが、 現在もそのまま高い速度を保っています。 磁場強度は、5〜7nTと少し強めの状態が続いています。 南北成分は、北を向いたり、南を向いたり、 ゆっくりと変化するようになっています。 このため、磁気圏でも、 活動が高まったり、静かになったりしています。 AE指数は、高まると、500〜700nTの中規模の変化が発生しています。 昨日に続いて、ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を掲載します。 AE指数のグラフの、世界時21時に見られる活動の高まりの様子です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは西に進み、 地球への影響は次第に弱まるでしょう。 磁場強度が5nTを割って下がると、高速風も後半に入ります。 太陽は、東端から新しい黒点が現れ、 2480群と番号が付けられています。 小さいフレアを頻繁に起こしているようで、 そのひとつは、C1.8とCクラスに達しています。 今後の活動に注目して下さい。 SOHO衛星では、CME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。 右へ噴き出しているCMEは、 太陽の向こう側で発生した現象だと思われます。 噴出は見事ですが、地球への影響はありません。 一方、左へ向かっているCMEについては、 SDO衛星AIA193の動画を見ると、 3か所でフィラメント噴出のような現象が起きています。 一番目立っている現象は、太陽の端に近く、 地球への影響はなさそうですが、 その他の現象については、弱い影響がやって来るかもしれません。 規模は小さいですが、3日後の10日頃でしょうか。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左右で発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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