宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 1/ 8 11:32 更新 500km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。磁気圏もやや活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの後、580km/秒へ少し上がり、 以降、ゆっくりと下がりながら、現在も540km/秒と、 高速の状態を保っています。 磁場強度は、5nTで安定した状態が続いています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく南北に変化しています。 このため、磁気圏では小規模の活動が連続的に発生しているようで、 AE指数のグラフでは、500nTに達する程度の変化が、 頻繁に起きています。 27日周期の図では、前周期は12月13日まで高速風が続いています。 これを参考にすると、 明後日、10日には太陽風の速度は下がっているかもしれません。 また、前周期は12月14日に次の太陽風の高まりが始まっています。 この変化をもたらしていたコロナホールは、 今回は形がだいぶ変わっていて、 今日の写真では、太陽の北東側(左上)に細長く見えている程度です。 このため、太陽風への影響も、今回は変化が弱まって、 到来のタイミングも遅くなるかもしれません。 10日以降の太陽風の様子にも注目して下さい。 太陽は、昨日現れた2480黒点群の活動が一段落付いたのか, X線グラフの変化が見られなくなっています。 一方、可視光写真では、新しい黒点が2か所に現れています。 フレアを起こすほどに活動が高まるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |