宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 1/10 11:32 更新 太陽風は平均的な状態にほぼ戻り、太陽もとても穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、450km/秒弱程度で安定しています。 磁場強度は、5nTから6nTへ少し高まっていますが、 太陽風は概ね穏やかです。 今回の高速太陽風は、 27日周期の図の前周期と同じように弱まっていきました。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度で、 速度が下がってきたこともあり、 磁気圏は穏やかになっています。 AE指数のグラフは、小さい変化が時々見られる程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球の中緯度域に、細いコロナホールが見えています。 このコロナホールは、 27日前は低緯度側に広がりを持っていて、 太陽風への影響も見られたのですが、 現在は規模が縮小しているため、 太陽風への影響は小さくなりそうです。 前周期の12月15、16日は、 太陽風速度の高まりが到来していますが、 今回は穏やかに推移するかもしれません。 太陽はとても穏やかで、 X線のグラフはほとんど変化がありません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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