宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2016/ 1/ 1 11:19 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めています。 担当 篠原 明けましておめでとうございます。 2016年も宇宙天気ニュースをよろしくお願い致します。 昨日のニュースの直後、 31日9時(世界時31日0時)に、 CMEによる太陽風の乱れが地球に到来しました。 発生からおよそ2日半かかっての到来です。 太陽風の速度は、350km/秒から430km/秒に上がり、 やがて、480km/秒ほどに達した程度で、 やや高速の風になったくらいでした。 磁場強度は、5nTから10〜15nTに強まりました。 太陽風磁場の南北成分は、 初めは0nTを挟んで、南北に小さく変化する程度でした。 速度があまり高まらなかったこともあり、磁気圏への影響は小さく、 AE指数の変化も、当初は高まりませんでした。 状況が変わってきたのは、31日の夜に入ってからです。 31日19時(世界時31日10時)くらいから、 太陽風の磁場が南向きに大きく変化するようになり、 -15nT前後の強い南向きが長い時間続くようになりました。 この結果、AE指数の変化は急増して、1000nTに達するようになり、 最大で2000nTに達する変化も記録しています。 アラスカ・フェアバンクスのオーロラを紹介します。 世界時8時頃からオーロラの輝き方が一段と強まっています。 本当に激しくなる12時近くになると、 残念なことに曇ってしまいましたが、 雲の上でオーロラが激しく活動している様子がうかがえます。 太陽風は、現在も強まった状態が続いていて、 速度は450km/秒とやや高速程度ですが、 磁場強度は15nTに高まっていて、 南北成分も-10nTを少し超えて強く南を向いています。 AE指数も1000nT前後の激しい変化が続いています。 極域では素晴らしい新年の夜を迎えているようです。 また、Dst指数(速報値)は、グラフが月をまたいでしまいましたが、 現在、-129nTまで強まっています。 中規模から大規模くらいの磁気嵐になっているようです。 太陽は、2473黒点群で、 C1.4、C1.6と小さいフレアが発生していますが、 全体としては穏やかです。 にぎやかな1年の始まりになりました。 (c) NOAA/SWPC アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで撮影されたオーロラの様子。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数(速報値)は、12月の最後に-109nTへ下がり、1月に入って、更に-129nTまで下がっています。Dst指数はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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