宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:23)
昨日、M2.3の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 3 --- ---
1/ 2 08:01 M2.3
06:55 C2.7
1/ 1 18:34 C2.4
15:33 C2.3
02:14 C1.4

黒点  1/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2473 3 β M2
2476 6 β ---
2477 1 α ---
2478 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 434 +1.1
-2 h 443 +0.5
-4 h 463 +3.9
-6 h 456 +0.9
-8 h 459 -0.3
-10 h 464 -0.2
-12 h 470 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -21 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -37 -/ -
-12 h -37 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.4 5x10^3
1/ 3 4.4 7x10^3
1/ 2 21.5 1x10^4
1/ 1 0.3 2x10^3
12/31 0.5 2x10^3
12/30 1.1 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/29 13:21 M1.8の中規模フレアが発生し、CMEの乱れが地球方向にも向かっています。
2015/12/30 11:45 太陽風はやや低速です。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2015/12/31 08:14 太陽風は低速になっています。CMEによる乱れはまだ到来していません。
2016/ 1/ 1 11:19 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めています。
2016/ 1/ 2 11:38 太陽風の乱れは終わり、磁気圏も穏やかになっています。M2.4の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2016/ 1/ 3 11:23 更新
太陽風はやや高まっています。太陽は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島ダニーデンの中村太一さんより、
2016年最初のオーロラの写真をいただきました。

ニュージーランドでは、
まだ年末の時間にはオーロラの気配はないままで、
年越しの花火があちこちで打ち上がった後、
月の出とともにオーロラの出現が始まり、
朝焼けに消されていくまで輝き続けたそうです。

1枚目は、現地1日00:54(世界時31日12:54)の撮影で、
写真中の光跡は、通りがかりのISS(国際宇宙ステーション)だそうです。
低緯度の鹿児島(北緯32度)に住んでいると、
深夜にISSが見えることはないのですが、
ダニーデンは南緯46度にあり、現地の夏至(日本では冬至)に近い現在は、
深夜でも上空には太陽の光が当たっているようです。
2枚目は、現地1日01:06(世界時31日13:06)の撮影。
この2枚は、月の出現とともに現れたオーロラの写真です。

そして、3枚目は、現地1日04:14(世界時31日16:14)、
4枚目は、現地1日04:23(世界時31日16:23)の撮影。
朝日が近づいて、消え始めながらも力強く輝き続けたオーロラです。

明日も、中村さんからいただいた新年初オーロラの写真を紹介します。
どうぞお楽しみに。



太陽風は、昨夜にかけて480km/秒程度に速度が高まりました。
その後はゆっくりと低下して、現在は430km/秒です。
全体としてやや高めの状態が続いていました。

磁場強度は、速度と反対に10nTから5nTに下がり、
現在は再び8nTに高まっています。
しばらく現状のような太陽風が続くのかもしれません。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は500nTの変化がひとつあるだけで、
その他はほとんど変化がありません。

SDO衛星AIA193の写真では、
赤道域のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
ここから地球に向かって速度の高い太陽風が流れ出し、
3日ほどかけて地球にやって来ます。
1月6日頃から高速の太陽風が始まりそうです。


太陽は、フレアの発生はなく、穏やかです。

昨日発生したM2.3のフレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を見ると、
太陽から右に向かってガスが噴出しています。
地球への影響はなさそうです。



ニュージーランド南島で、現地1日00:54(世界時31日12:54)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島で、現地1日01:06(世界時31日13:06)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島で、現地1日04:14(世界時31日16:14)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島で、現地1日04:23(世界時31日16:23)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


昨日のM2.3フレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。