宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/12/30 11:45 更新 太陽風はやや低速です。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。 担当 篠原 2473黒点群では、昨夜、29日19時(世界時29日10時)に、 C6.8の小規模フレアが発生し、 その後、今日に入って、C1.5、C2.5のフレアを起こしています。 活動は続いていますが、拡大写真を昨日と比べると、 黒点は小さくなっているようで、 全体としては弱まる傾向にあるようです。 太陽風は、速度が380km/秒に下がり、 やや低速になりつつあります。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの後半で弱い南向きになっていて、 これに対応して、AE指数のグラフも、 後半に200〜400nTの小規模の変化が発生しています。 ある程度オーロラの活動が見られたようです。 昨日のニュースでお知らせしたように、 M1.8のフレアに伴って発生したCMEによる 太陽風の乱れが近づいています。 今夜から明日には地球に達すると考えられます。 今後のACE衛星のデータに注目して下さい。 磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、 オーロラの活動も一気に活発化するでしょう。 2015年の最後を飾るイベントになりそうです。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真の北半球のコロナホールが、 太陽の中心線上に見えています。 緯度がやや高めですが、ここから流れ出している高速の太陽風が、 3日後くらいに地球に来ているかもしれません。 新年を飾るオーロラの高まりにも期待したいところです。 2473黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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