宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:45)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/30 05:06 C2.5
02:51 C1.5
12/29 19:10 C6.9
07:42 C2.8
01:56 C4.1
00:27 C7.5
12/28 20:30 M1.8
09:18 C8.0
03:59 C2.8

黒点 12/30 (NOAA)
磁場 フレア
2472 6 β C3
2473 28 β M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 378 +1.2
-2 h 372 +0.4
-4 h 380 -0.6
-6 h 384 -2.9
-8 h 392 -2.8
-10 h 392 -2.2
-12 h 405 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
12/30 1.1 4x10^3
12/29 3.7 3x10^3
12/28 0.5 8x10^3
12/27 0.3 6x10^3
12/26 0.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/25 14:01 太陽風の速度が500km/秒台に上がっています。太陽は穏やかな状態です。
2015/12/26 09:10 太陽でCクラスフレアが続いています。太陽風は高速です。
2015/12/27 10:00 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
2015/12/28 11:28 2473群でC8.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりつつあります。
2015/12/29 13:21 M1.8の中規模フレアが発生し、CMEの乱れが地球方向にも向かっています。
最新のニュース

2015/12/30 11:45 更新
太陽風はやや低速です。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。

担当 篠原

2473黒点群では、昨夜、29日19時(世界時29日10時)に、
C6.8の小規模フレアが発生し、
その後、今日に入って、C1.5、C2.5のフレアを起こしています。

活動は続いていますが、拡大写真を昨日と比べると、
黒点は小さくなっているようで、
全体としては弱まる傾向にあるようです。


太陽風は、速度が380km/秒に下がり、
やや低速になりつつあります。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの後半で弱い南向きになっていて、
これに対応して、AE指数のグラフも、
後半に200〜400nTの小規模の変化が発生しています。
ある程度オーロラの活動が見られたようです。


昨日のニュースでお知らせしたように、
M1.8のフレアに伴って発生したCMEによる
太陽風の乱れが近づいています。
今夜から明日には地球に達すると考えられます。
今後のACE衛星のデータに注目して下さい。

磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、
オーロラの活動も一気に活発化するでしょう。
2015年の最後を飾るイベントになりそうです。

一方、SDO衛星AIA193の太陽写真の北半球のコロナホールが、
太陽の中心線上に見えています。
緯度がやや高めですが、ここから流れ出している高速の太陽風が、
3日後くらいに地球に来ているかもしれません。
新年を飾るオーロラの高まりにも期待したいところです。




2473黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。