宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:28)
今日、C8.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/28 09:18 C8.0
03:59 C2.8
12/27 00:09 C4.1
12/26 13:52 C7.8
10:43 C1.6
07:47 C3.0
01:58 C6.9

黒点 12/28 (NOAA)
磁場 フレア
2472 9 β C7
2473 38 βδ C8

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 477 +1.2
-2 h 503 +1.4
-4 h 521 +1.5
-6 h 541 +1.9
-8 h 528 +0.1
-10 h 529 +1.0
-12 h 536 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -9 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
12/28 0.3 8x10^3
12/27 0.3 6x10^3
12/26 0.3 5x10^3
12/25 0.4 6x10^3
12/24 0.4 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/23 12:19 2473黒点群の活動が高まり、M4.7の中規模フレアを起こしています。
2015/12/24 13:23 2473黒点群でM1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速です。
2015/12/25 14:01 太陽風の速度が500km/秒台に上がっています。太陽は穏やかな状態です。
2015/12/26 09:10 太陽でCクラスフレアが続いています。太陽風は高速です。
2015/12/27 10:00 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2015/12/28 11:28 更新
2473群でC8.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりつつあります。

担当 篠原

太陽は、南側の2473黒点群だけが目立つようになっています。
ここで、今朝、28日9時半(世界時28日0時半)に、
C8.0の小規模フレアが発生しました。

SDO衛星は、今日のAIA193の写真が一部欠けているように、
降雪のためデータ受信に障害が発生しているそうです。
黒点の写真も、半日ほど前のものです。
現在、天候の回復を待っているとのことです。

このため、久しぶりにGOES衛星のX線カメラの動画で、
フレアの様子を紹介します。

X線のグラフでは、
特に活動が活発化している様子はありませんが、
引き続き注目して下さい。


太陽風の速度は、
550km/秒に高まった状態が今朝まで継続しました。
磁場強度は、7nTから、今日に入る頃に3nTへ下がり、
弱い高まりは終わっています。

速度も、この後470km/秒へ下がる変化が見られています。
今回の太陽風の高まりは、終わりに向かっているようです。

一方、SDO衛星AIA193の写真では、
北東側(左上)から、次のコロナホールが近付いています。
3〜4日後くらいからは、こちらの影響が始まりそうです。


AE指数は、前半に小規模の変化が見られましたが、
太陽風磁場が北寄りになった後半からは静かになっています。

太陽風の高まりも終わりつつあるので、
磁気圏もしばらく穏やかに推移しそうです。



2473黒点群で発生したC8.0の小規模フレア。GOES衛星X線カメラ。
(c) NOAA/SWPC


2473黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。