宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/12/28 11:28 更新 2473群でC8.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりつつあります。 担当 篠原 太陽は、南側の2473黒点群だけが目立つようになっています。 ここで、今朝、28日9時半(世界時28日0時半)に、 C8.0の小規模フレアが発生しました。 SDO衛星は、今日のAIA193の写真が一部欠けているように、 降雪のためデータ受信に障害が発生しているそうです。 黒点の写真も、半日ほど前のものです。 現在、天候の回復を待っているとのことです。 このため、久しぶりにGOES衛星のX線カメラの動画で、 フレアの様子を紹介します。 X線のグラフでは、 特に活動が活発化している様子はありませんが、 引き続き注目して下さい。 太陽風の速度は、 550km/秒に高まった状態が今朝まで継続しました。 磁場強度は、7nTから、今日に入る頃に3nTへ下がり、 弱い高まりは終わっています。 速度も、この後470km/秒へ下がる変化が見られています。 今回の太陽風の高まりは、終わりに向かっているようです。 一方、SDO衛星AIA193の写真では、 北東側(左上)から、次のコロナホールが近付いています。 3〜4日後くらいからは、こちらの影響が始まりそうです。 AE指数は、前半に小規模の変化が見られましたが、 太陽風磁場が北寄りになった後半からは静かになっています。 太陽風の高まりも終わりつつあるので、 磁気圏もしばらく穏やかに推移しそうです。 (c) NOAA/SWPC 2473黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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