宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:19)
今日、M4.7の中規模フレアが発生しました。
また、M2.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/23 09:11 M4.7
12/22 23:37 C4.1
22:03 C6.3
12:13 M1.7
08:56 C3.3
02:51 C6.2
12/21 23:17 C2.1
19:50 C5.8
19:08 M1.1
17:19 C1.7
14:28 C9.1
13:50 C2.0
12:09 C2.4
09:37 M2.8
08:48 C5.4
07:31 C6.0
06:26 C2.3
04:21 C2.4

黒点 12/23 (NOAA)
磁場 フレア
2470 1 α C1
2472 10 β M3
2473 12 βδ M5
2474 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 460 -1.1
-2 h 435 +3.2
-4 h 431 +0.3
-6 h 429 -2.2
-8 h 436 -1.2
-10 h 432 +1.6
-12 h 440 +6.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -30 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -34 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -35 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
12/23 0.4 3x10^3
12/22 0.3 4x10^3
12/21 0.4 8x10^2
12/20 0.3 3x10^3
12/19 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/18 12:00 太陽風は平均的な状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2015/12/19 11:06 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は静穏です。
2015/12/20 08:21 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。
2015/12/21 10:24 太陽風磁場が南向きに大きく強まり、磁気圏の活動がかなり激しくなっています。
2015/12/22 12:01 太陽風磁場の南向きは弱まり、磁気圏は静かになっています。Mフレアが2回起きました。
最新のニュース

2015/12/23 12:19 更新
2473黒点群の活動が高まり、M4.7の中規模フレアを起こしています。

担当 篠原

太陽の東端から現れた2つの黒点群、
2472群(北側)と2473黒点群(南側)の活動が続いています。
特に、2473群の活動が高まっていて、
昨日のニュースの直後、22日12時半(世界時22日3時半)にM1.6、
今朝、23日9時半(世界時23日0時半)にM4.7と、
中規模フレアを2回起こしています。

活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
Mフレアの他にも、C3.3、C4.1、C1.4などのフレアを起こしています。

また、黒点の拡大写真を2枚目に掲載します。
今後もこの領域の活動に注目して下さい。

もうひとつの2472群は、
昨夜にC6.3とやや大きい小規模フレアを起こしましたが、
以降は目立った活動を起こしていません。


太陽風は、450km/秒とやや高まった速度が続いています。
磁場強度は、一旦、10nT近くまで強まりましたが、
現在は5nTにほぼ戻っています。

SDO衛星AIA193の太陽の南半球側に広がるコロナホールの影響が、
ある程度やって来ているのかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、やや北寄りの傾向です。
時々、南向きにも振れていて、
それに対応して、磁気圏の活動も2回ほど高まっています。


コロナホールは、やや高い緯度に広がっていて、
地球への影響は現状程度ではないかと思います。

今後、2473群が太陽の中心に近付いてくると、
CMEによって太陽風の乱れが急に発生した場合、
地球へ影響が及ぶ可能性が高まります。



2473黒点群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2473黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。