宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/12/23 12:19 更新 2473黒点群の活動が高まり、M4.7の中規模フレアを起こしています。 担当 篠原 太陽の東端から現れた2つの黒点群、 2472群(北側)と2473黒点群(南側)の活動が続いています。 特に、2473群の活動が高まっていて、 昨日のニュースの直後、22日12時半(世界時22日3時半)にM1.6、 今朝、23日9時半(世界時23日0時半)にM4.7と、 中規模フレアを2回起こしています。 活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 Mフレアの他にも、C3.3、C4.1、C1.4などのフレアを起こしています。 また、黒点の拡大写真を2枚目に掲載します。 今後もこの領域の活動に注目して下さい。 もうひとつの2472群は、 昨夜にC6.3とやや大きい小規模フレアを起こしましたが、 以降は目立った活動を起こしていません。 太陽風は、450km/秒とやや高まった速度が続いています。 磁場強度は、一旦、10nT近くまで強まりましたが、 現在は5nTにほぼ戻っています。 SDO衛星AIA193の太陽の南半球側に広がるコロナホールの影響が、 ある程度やって来ているのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、やや北寄りの傾向です。 時々、南向きにも振れていて、 それに対応して、磁気圏の活動も2回ほど高まっています。 コロナホールは、やや高い緯度に広がっていて、 地球への影響は現状程度ではないかと思います。 今後、2473群が太陽の中心に近付いてくると、 CMEによって太陽風の乱れが急に発生した場合、 地球へ影響が及ぶ可能性が高まります。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2473黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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