宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/12/22 12:01 更新 太陽風磁場の南向きは弱まり、磁気圏は静かになっています。Mフレアが2回起きました。 担当 篠原 太陽風の乱れは、終わりつつあります。 昨日、20nTに強まっていた磁場強度は、 その後、ゆっくりと低下して、5nTと平均的な値に戻っています。 速度は、400km/秒と平均的な速さで安定していましたが、 グラフの最後で、450km/秒に少し上がっています。 激しい磁気圏の活動をもたらした、磁場の南向きの強い変化は、 昨日の夜にかけて、0nTへ弱まっています。 このため、磁気圏の活動は時間とともに低下していて、 AE指数のグラフは、前半は500nT前後の変化が続いていますが、 後半は変化が小さくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 南半球の高緯度域から、コロナホールが中緯度域に伸びています。 やや緯度が高めなのですが、 この領域の影響が、続いてやって来るかもしれません。 太陽風の速度や磁場はやや強まった状態が続くかもしれません。 太陽では、東半球から新しい黒点が姿を現しています。 北半球側の黒点には2472群、 南半球側には2473群と番号が付けられています。 昨日のニュースの頃に発生したM2.8の中規模フレアは、 2472群で発生しました。 ここでは、その後も活発な活動が続き、 C2.4、C2.0、C9.1、C1.7、C1.0と小規模フレアが続き、 21日19時(世界時20日10時)には、 M1.1と2つめの中規模フレアを起こしました。 この後は、南の2473群が活発になり、 C2.1、C1.3、C6.2と小規模フレアを起こしています。 これらの活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 写真を南北に広く取ったので、ファイルサイズが大きくなっています。 ダウンロードに時間がかかるかもしれません。 これらの黒点群の今後の活動に注目して下さい。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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