宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:01)
今日、C6.2の小規模フレアが発生しました。
また、M2.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/22 08:56 C3.3
02:51 C6.2
12/21 23:17 C2.1
19:50 C5.8
19:08 M1.1
17:19 C1.7
14:28 C9.1
13:50 C2.0
12:09 C2.4
09:37 M2.8
08:48 C5.4
07:31 C6.0
06:26 C2.3
04:21 C2.4
12/20 13:31 C3.8
06:48 C3.2

黒点 12/22 (NOAA)
磁場 フレア
2470 3 β C1
2472 1 α M3
2473 4 β C6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 438 +0.7
-2 h 419 -4.0
-4 h 429 -0.4
-6 h 392 -0.5
-8 h 371 +2.1
-10 h 378 +2.6
-12 h 378 +3.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -52 -/ -
-2 h -55 -/ -
-4 h -62 -/ -
-6 h -68 -/ -
-8 h -72 -/ -
-10 h -79 -/ -
-12 h -86 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
12/22 0.3 4x10^3
12/21 0.4 8x10^2
12/20 0.3 3x10^3
12/19 0.3 2x10^3
12/18 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/17 12:38 太陽風の速度は下がり、高速風は終わりました。太陽でCMEが発生し、乱れが到来しそうです。
2015/12/18 12:00 太陽風は平均的な状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2015/12/19 11:06 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は静穏です。
2015/12/20 08:21 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。
2015/12/21 10:24 太陽風磁場が南向きに大きく強まり、磁気圏の活動がかなり激しくなっています。
最新のニュース

2015/12/22 12:01 更新
太陽風磁場の南向きは弱まり、磁気圏は静かになっています。Mフレアが2回起きました。

担当 篠原

太陽風の乱れは、終わりつつあります。
昨日、20nTに強まっていた磁場強度は、
その後、ゆっくりと低下して、5nTと平均的な値に戻っています。

速度は、400km/秒と平均的な速さで安定していましたが、
グラフの最後で、450km/秒に少し上がっています。

激しい磁気圏の活動をもたらした、磁場の南向きの強い変化は、
昨日の夜にかけて、0nTへ弱まっています。
このため、磁気圏の活動は時間とともに低下していて、
AE指数のグラフは、前半は500nT前後の変化が続いていますが、
後半は変化が小さくなっています。

SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、
南半球の高緯度域から、コロナホールが中緯度域に伸びています。
やや緯度が高めなのですが、
この領域の影響が、続いてやって来るかもしれません。
太陽風の速度や磁場はやや強まった状態が続くかもしれません。


太陽では、東半球から新しい黒点が姿を現しています。
北半球側の黒点には2472群、
南半球側には2473群と番号が付けられています。

昨日のニュースの頃に発生したM2.8の中規模フレアは、
2472群で発生しました。
ここでは、その後も活発な活動が続き、
C2.4、C2.0、C9.1、C1.7、C1.0と小規模フレアが続き、
21日19時(世界時20日10時)には、
M1.1と2つめの中規模フレアを起こしました。

この後は、南の2473群が活発になり、
C2.1、C1.3、C6.2と小規模フレアを起こしています。

これらの活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
写真を南北に広く取ったので、ファイルサイズが大きくなっています。
ダウンロードに時間がかかるかもしれません。

これらの黒点群の今後の活動に注目して下さい。



2472黒点群(北側)と、2473黒点群(南側)のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。