宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/12/20 08:21 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 16日に発生したCMEによる太陽風の乱れが、 20日0時半(世界時19日15時半)にACE衛星で観測されました。 太陽風の速度は、350km/秒から480km/秒に上がり、 磁場強度は、5nTから15nTに強まりました。 磁場の南北成分は、南に振れたり北に振れたりしていますが、 大きく振れたのは初めだけで、 以降は比較的小さい振れ幅になっています。 オーロラの活動度を示すAE指数は、 500〜800nTと中規模の変化が続いています。 世界時19日20時頃にノルウェー・スバールバル島で撮影された 全天カメラによるオーロラの動画を掲載します。 雲間からやっと見えたオーロラですが、赤い光が目立っています。 太陽風は、現在も480km/秒と高速の状態が続き、 磁場強度も5〜15nTと強まった状態で変化しています。 太陽風の強まりは、1〜2日程度かけて弱まっていくでしょう。 その後は、穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。 太陽は、19日11時(世界時19日2時)に、 2468黒点群でC3.1の小規模フレアが発生し、 今朝、20日7時(世界時19日22時)には、 東端(左端)でC3.2のフレアも起きています。 この後、ここから活動的な領域が姿を現しそうです。 ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで、世界時19日20時頃に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |