宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/12/18 12:00 更新 太陽風は平均的な状態です。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。 担当 篠原 昨日紹介したCMEによる太陽風の乱れについて、 NOAA/SWPCの太陽風予測の動画で詳しく見ることができます。 太陽を飛び出した2つのCMEは、重なるように地球に到達しています。 この予測では、地球への到来時刻を、 明日の朝、19日6時(世界時18日21時)頃と計算しています。 発生から2日半で地球に達することになり、早めの予測です。 実際の到来時刻がいつになるのか、 この図と見比べながらACE衛星のデータを確認して下さい。 現在の太陽風は、速度が400〜450km/秒の間でゆっくりと変化し、 磁場強度は5nTで安定しています。 どちらも平均的な状態です。 磁場の南北成分は、ACE衛星のグラフの中盤で南寄りになり、 この影響で、オーロラの活動度を表すAE指数のグラフも、 中盤に300〜700nT程度と小規模の活動が発生しています。 ACE衛星のグラフの最後を見ると、 磁場は再び北寄りに変わるかもしれません。 この場合、磁気圏は静かな状態に戻っていきます。 南寄りが続けば、現在程度の弱いオーロラ活動が続きそうです。 27日周期の図を見ると、前周期の太陽風は、 これから一週間にわたって、速度の遅い穏やかな状態が続いています。 今回は、CMEによる突発的な乱れがこれからやって来ますが、 その前後は穏やかに推移しそうです。 太陽では、2470黒点群でC1の小さいフレアが2回発生しています。 この領域では、小さい変化が増えているようです。 規模が大きくなってくると、注意が必要になるでしょう。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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