宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:54)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/15 --- ---
12/14 --- ---
12/13 19:15 C5.3
03:06 C2.8

黒点 12/15 (NOAA)
磁場 フレア
2463 1 α ---
2465 2 α C2
2468 3 β C5
2469 2 β C3
2470 10 β C1
2471 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 508 +0.7
-2 h 522 -3.0
-4 h 523 +1.9
-6 h 511 -3.3
-8 h 458 +3.3
-10 h 430 -6.7
-12 h 427 -3.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -41 -/ -
-2 h -34 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -39 -/ -
-8 h -40 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
12/15 0.5 2x10^4
12/14 0.4 3x10^4
12/13 0.4 1x10^4
12/12 0.3 1x10^4
12/11 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/10 11:07 高速太陽風の後半が始まりそうです。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2015/12/11 11:32 太陽風の速度は600km/秒台に上昇しています。昨日に続きムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2015/12/12 10:41 600km/秒台前半の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
2015/12/13 11:01 高速の太陽風は続いていますが、速度は520km/秒に下がっています。
2015/12/14 10:16 太陽風は平均的な速度に戻っています。2470黒点群が大きな姿を現しています。
最新のニュース

2015/12/15 11:54 更新
太陽風の乱れが到来して500km/秒台の高速風になり、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

昨夜より、太陽風の乱れが到来しています。
14日21時(世界時14日12時)頃から磁場強度が10nTへ高まり、
その後も上昇を続けて、深夜には15nTに達しました。

この頃から速度も高まって行き、
今朝、15日5時(世界時14日20時)には、
500km/秒の高速風になりました。

その後、速度は550km/秒近くまで高まったりしながら、
現在まで500km/秒台を保っています。
反対に、磁場強度は7nTくらいに下がっています。

太陽の中央部に見えていたコロナホールの影響だと思われます。
速度の高まりは、このくらいで留まりそうですが、
高まった状態は、3日くらい続く可能性があります。


太陽風磁場が強まって、南北成分は南にも大きく振れています。
ACEのグラフでは、-10nT前後の南向きが繰り返し発生しています。
このため、磁気圏の活動はかなり高まって、
AE指数のグラフは、15日0時(世界時14日15時)以降、
1000nT規模の変動が続き、
最大で2000nTに達する変化も記録しています。

このうち、世界時14日22時頃に発生したオーロラの様子を、
ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。
AE指数の変化が1000nTに達していた頃の活動です。

太陽風磁場の強まりのピークは過ぎたので、
活動の規模は小さくなっていくと思いますが、
太陽風磁場の南向きの変化が続けば、
活発なオーロラの発生も続くでしょう。


太陽は、目立ったフレアの発生はなく、穏やかになっています。

270黒点群の拡大写真を掲載します。
小さい活動は頻繁に起きているようで、
今後、活動の規模が大きくなるようだと、注意が必要になるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
太陽風の乱れの影響で大きく下がっています。
この後、再び増加する可能性があるので、注目してください。




ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラにより撮影された、世界時14日22時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2470黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。