宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/12/10 11:07 更新 高速太陽風の後半が始まりそうです。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、 11月3日にムルマンスク州各地で撮影された オーロラの写真をいただきました。 この日は、ムルマンスクのオーロラ写真家たちの自信作が 多く公開されていたそうで、 いただいた7枚のうち、初めの3枚を紹介します。 地上の風景との組み合わせや、オーロラの撮影タイミングなど、 各撮影者音の工夫の成果なのでしょう。 いずれも素晴らしい作品です。 ムルマンスクは、11月末に大雪が降って冬らしくなり、 12月に市の中心に巨大ツリーが登場して、 点灯の日を心待ちにしているそうです。 明日の4枚もどうぞお楽しみに。 太陽風の速度は、 450km/秒まで下がったところで落ち着きました。 磁場強度も5nTで安定したままでしたが、 今朝くらいから、磁場強度が増加を始め、 現在、10nTまで強まっています。 高速太陽風の後半が始まるのかもしれません。 今のところ、速度は少し上がりそうな雰囲気を見せていますが、 まだ、目立った変化にはなっていません。 SDO衛星AIA193では、太陽の南半球のコロナホールが西に進み、 そろそろ影響がやって来てもよさそうです。 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、磁場が強まるとともに、 南北の振れ幅も大きくなっています。 AE指数の変化は、500nT、800nTと次第に大きくなっています。 今後も南向きの変化が続き、速度が高まってくると、 磁気圏への影響はより大きくなります。 オーロラの観望は楽しみになりそうです。 太陽は、2466黒点群でC1の小さい振れが3回発生しています。 規模は小さくなっていますが、昨日に続いて活動が見られています。 11月3日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、アレクサンドル・ステパーネンコ氏 11月3日にロシア・ムルマンスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、イワン・オルロフ氏 11月3日にロシア・モンチェゴルスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、イーゴリ・マトヴェーエフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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