宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/12/12 10:41 更新 600km/秒台前半の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 600km/秒台前半の高速太陽風が続いています。 ACE衛星の速度のグラフは、 後半にかけて650km/秒へ少し上がっているようで、 高速風は高まった状態が続いています。 太陽風の磁場強度は、5nTで安定しています。 磁場強度が3nTくらいに下がると、 太陽風の速度も下がり始めることが多いので、 高速風は、現在の高まった状態がもうしばらく続きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、0nTを挟んで、 南北に小幅で変化しています。 速度が高まっているため、磁気圏への影響はやや強まっていて、 AE指数は、500nTを超える中規模の変化が頻繁に発生し、 最大で、1500nTに達する活動も起きています。 極域では、にぎやかにオーロラの活動が起きているようです。 ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された、 世界時11日19〜20時頃のオーロラを紹介します。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 南西(右下)のコロナホールは、太陽の端に近付いています。 現在の高速太陽風も、今後は弱まっていくでしょう。 一方、次のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後を目安とすると、 15日くらいから太陽風に影響が現れるかもしれません。 太陽では、中央部の2465黒点群で、 12日2時(世界時11日17時)に、 C5.6とやや大きい小規模フレアが発生しています。 また、北半球側の東端から、 活動的な領域が近づいている様です。 どのような領域が姿を現すでしょうか。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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