宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/12/11 11:32 更新 太陽風の速度は600km/秒台に上昇しています。昨日に続きムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日に続いて、 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんよりいただいた、 オーロラの写真を紹介します。 撮影はおよそ1か月前の11月3日です。 コロナホールの影響で、700km/秒の高速太陽風が来ていました。 今回の写真は、全て異なる写真家による撮影です。 同じ夜に、それぞれ異なる場所からオーロラを狙っていたのですね。 福島さんによると、 「オーロラの色合いが撮影者の好みなどによって違い、 誰が撮影したか大体分かるようになってきた」とのことですが、 風景との組み合わせ方にも個性が出ているのだろうなと思います。 どの写真が一番素敵でしたか? 素晴らしい写真達をありがとうございました。 昨日のニュース以降、太陽風の速度は上昇を始め、 深夜、10日23時(世界時10日14時)頃に、600km/秒に達しました。 上昇はその辺りで終わり、 現在まで600〜650km/秒と高い速度の太陽風が続いています。 反対に磁場強度は10nTから低下していき、 今朝くらいに5nTと平均的な値に戻ったところです。 速度のグラフの通りですが、 高速太陽風は中盤の領域に入ったようです。 磁場の南北成分は、0nT付近で南北に小刻みに変化しています。 振れ幅はそれほど大きくないのですが、 速度が高まっているため影響は比較的大きくなり、 AE指数は500nTから1000nTに達する中規模の活動が続いています。 極域では、にぎやかなオーロラの発生が続いているかもしれません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 現在の高速風の原因となったコロナホールは、 南西(右下)に進んでいます。 次第に影響は弱まっていくでしょう。 一方、次のコロナホールが太陽の中心線に達しようとしています。 このコロナホールは、27日前よりも少し広がっています。 前周期の太陽風は、450km/秒に少し高まった程度でしたが、 今回の影響は、もう少し強まるかもしれません。 太陽は、東端から2468黒点群が現れています。 ここで、C3.9の小規模フレアが発生しています。 11月3日にロシア・セヴェロモルスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、リュボーフィ・トリフォノワ女史 11月3日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、オレグ・セメンケーヴィッチ氏 11月3日にロシア・ムルマンスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、オリガ・ムラヴェイ女史 11月3日にロシア・カンダラクシャ市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ロマン・アントーノフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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