宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/12/ 9 12:53 更新 太陽風の速度は470km/秒に下がっています。小型の彗星が太陽に接近しました。 担当 篠原 昨日、太陽に接近する彗星の様子を、 SOHO衛星のLASCO C2、C3カメラが捉えました。 7〜8日とおよそ2日間の様子を動画でご覧下さい。 彗星は、しっかりと尾を伸ばして、太陽に近付いていきます。 昨日は600km/秒台だった太陽風の速度は、 その後ゆっくりと低下に向かい、 現在は470km/秒とやや高速くらいに下がっています。 磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。 コロナホールの影響が、一段階弱まったようです。 しかし、SDO衛星AIA193に見えている、 南半球側のコロナホールの広がりの影響は、 これから地球にやって来ます。 太陽風は再び高まる可能性があるので、引き続き注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 速度が下がってきたこともあって、磁気圏への影響は弱まり、 AE指数は、250nT前後の小規模の変化が多くなっています。 コロナホールの影響で再び速度が高まる場合、 磁場の強まりもやって来る可能性があります。 その時に磁場が南向きに大きく振れると、 オーロラの活動も高まることが期待できます。 太陽では、新しく番号がつけられた2466黒点群で、 C6.7、C4.5と、やや大きい小規模フレアが発生しています。 C6を超えるフレアは、11月23日のC8.7以来で、 およそ2週間ぶりの発生です。 2466黒点群は、黒点は小さいですが、 変化が目立っています。 今後どうなるでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、 赤線のGOES13も10,000に近付いています。 明日にかけて、もう一段増加するかもしれません。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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