宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/12/ 6 10:36 更新 太陽風はやや高速になっています。コロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日から今日にかけて少し高まり、 460km/秒とやや高速になっています。 磁場強度も、8〜10nTと強まった状態です。 コロナホールの影響で、 太陽風が強まってきたのかもしれません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 赤道付近のコロナホールも西側へ進んでいます。 このため、太陽風への影響はもう一段強まる可能性があります。 また、南東(左下)側のコロナホールの影響は 5日後くらいになりそうなので、 今週いっぱい、太陽風は高まった状態が続くかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向になっています。 磁場強度が高まっているので、南向きも強まりやすくなり、 磁気圏への影響もより大きくなっているようです。 AE指数のグラフでは、500〜1000nTの中規模の活動が、 数時間おきに発生しています。 にぎやかにオーロラの活動が続いているのではないでしょうか。 太陽は、C1.9の小規模フレアが2回、連続するように発生しています。 NOAAの報告では、2つとも2463黒点群の発生となっていますが、 SDO衛星の動画を見ると、 1つめは新しく現れた2464黒点群かもしれません。 フレアの規模は小さく、太陽は全体としては穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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