宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/12/ 1 12:32 更新 太陽風は550km/秒の高速風になり、磁気圏の活動も高まりました。 担当 篠原 昨日の午後、11月30日15時(世界時30日6時)から、 太陽風の磁場強度が強まり、15nTまで高まりました。 それに続いて、速度も上昇を始め、 450km/秒から550km/秒へ高まりました。 コロナホールによる太陽風の強まりがやって来たようです。 磁場強度は、すぐに下がり始めて、 夜には5nTと平均的な値に戻っています。 速度は、今朝までは500km/秒台を保っていましたが、 現在は450km/秒とやや高速の状態に戻っています。 27日周期の図では、 前周期は700km/秒まで高まる高速風になりましたが、 今回の変化は、規模は弱まっています。 太陽風磁場が強まった時に、南北成分は南向きに大きく振れて、 -10nTを超えるほどになりました。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数は1200nTの大きい変化になっています。 その後は、磁場強度が下がって南向きに振れる変化も小さくなり、 AE指数は小規模の変化が続く程度に変わっています。 その中の、世界時30日20時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの様子で紹介します。 時間帯としては、弱い変化の頃ですが、 にぎやかな光が空をおおっています。 前周期の高速太陽風は、次の変化に繋がって10日ほど続きました。 今回は、速度は既に下がり始めていますが、 今後どうなるでしょうか。 太陽は、2458黒点群で、 C1.0やBクラスの小さいフレアが発生しています。 活動の規模は小さく、全体としては穏やかです。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時30日20時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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