宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:23)
昨日、C2.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 3 --- ---
12/ 2 13:20 C2.2
12/ 1 16:52 C3.6

黒点 12/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2458 5 β C4
2459 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 419 -1.3
-2 h 424 +1.6
-4 h 418 +0.9
-6 h 430 +1.4
-8 h 425 -2.7
-10 h 423 -2.8
-12 h 427 -2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
12/ 3 0.3 3x10^3
12/ 2 0.4 1x10^3
12/ 1 0.4 7x10^1
11/30 0.4 4x10^1
11/29 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/28 13:19 太陽風は300km/秒に上がりましたが、低速風は続いています。太陽も静かです。
2015/11/29 11:50 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽は穏やかです。
2015/11/30 10:14 太陽風はやや高速になっています。太陽の裏側でCMEが発生しています。
2015/12/ 1 12:32 太陽風は550km/秒の高速風になり、磁気圏の活動も高まりました。
2015/12/ 2 12:27 太陽風はやや高速の状態が続いています。磁気圏の活動も高まっています。
最新のニュース

2015/12/ 3 12:23 更新
太陽風は平均的な状態です。11月の黒点数は 63.2 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより発表された11月の黒点相対数は、63.2 でした。
先月は記事で紹介し忘れたのですが、
10月の黒点相対数は、61.7 でした。

13か月平均の赤線のグラフは、減少の傾向が続いています。
今日の可視光写真も、黒点は東西の端にかすかに見える程度で、
無黒点寸前の様子です。
太陽は、こうしてさらに寂しくなっていきそうです。


その太陽では、西の端の2458黒点群で
C2.2の小規模フレアが発生しています。
黒点そのものは小さくなっていて、このまま消えていきそうです。


太陽風は、速度が420km/秒へ少し下がっています。
磁場強度は5nTで安定しています。
コロナホールによる高まりは、終わったと言えそうです。

今日のSDO衛星AIA193の写真では、
北半球の中緯度域のコロナホールが、ちょうど中央に達し、
そこから東側へ向かって、赤道に近付きながら細く伸びています。
この領域の影響が、3日後くらいから始まりそうです。

低緯度側へ伸びる領域は前周期はありませんでした。
27日周期の図の前周期からの変化に注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
磁気圏の活動もやや高まっていて、
AE指数は300〜500nTの小規模の変化が長い時間発生しています。



太陽黒点相対数の長期変化。11月の黒点数は 63.2 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。