宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/30 --- ---
11/29 --- ---
11/28 --- ---

黒点 11/30 (NOAA)
磁場 フレア
2457 2 α ---
2458 3 β ---
2459 1 α ---
2461 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 452 -0.8
-2 h 462 -4.0
-4 h 459 -3.7
-6 h 448 -4.8
-8 h 410 +4.3
-10 h 408 +3.8
-12 h 427 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -19 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h 5 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
11/30 0.3 3x10^1
11/29 0.4 1x10^2
11/28 0.4 4x10^1
11/27 0.3 5x10^2
11/26 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/25 14:09 太陽風は270km/秒とかなり遅い風になっています。太陽も穏やかです。
2015/11/26 11:01 太陽風は260km/秒を割って、とても遅くなっています。
2015/11/27 10:24 とても遅い太陽風が続いています。磁場が南に振れて、磁気圏の弱い活動が起きています。
2015/11/28 13:19 太陽風は300km/秒に上がりましたが、低速風は続いています。太陽も静かです。
2015/11/29 11:50 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2015/11/30 10:14 更新
太陽風はやや高速になっています。太陽の裏側でCMEが発生しています。

担当 篠原

太陽のこちら側は静かな状態が続いていますが、
裏側では、フレアなどが発生しているようです。

SOHO衛星LASCO C3によると、
太陽の左側に向かうCME(太陽ガスの放出現象)が、
2回発生しています。
1つめは、フィラメント噴出によると思われる、
ゆっくりとしたCMEの噴き出しで、
2つめは、フレアに関係すると思われる、
勢いの良い噴き出しになっています。

どちらも地球への影響はありませんが、
太陽も完全に静かになったということではないようです。

とはいえ、太陽のこちら側は今日も穏やかで、
X線グラフはBクラスの小さい変化が起きているだけです。


太陽風は、速度がゆっくりと上がって、
450km/秒とやや高速の状態になっています。
磁場強度は、今朝までは10nTと強まっていましたが、
現在は下がって、5nT近くに戻っています。

太陽風磁場の南北成分は、
北寄りから南寄りに傾向が変わって、
その影響で、AE指数も、
後半から500nT程度の中規模の変化が発生しています。

太陽風磁場の南寄りの傾向が続くと、
磁気圏の活動も高まった状態が続くでしょう。

27日周期の図では、ちょうど27日前の11月3日から、
高速の太陽風が始まっています。
現在の速度の高まりは、この変化の回帰でしょうか。
引き続き太陽風の変化に注目して下さい。




太陽の向こう側で発生した2つのCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。