宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/11/24 10:21 更新 2454黒点群は静かになっています。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 昨日活動度が高まっていた2454黒点群は、 C8.7の小規模フレア以降は目立ったフレアを起こしておらず、 活動は静かになっています。 一方、東端の2458黒点群や、 その左側の太陽の端に近付いている領域で、 小さいフレアの発生が続いているようです。 今後の変化に注目して下さい。 一昨日、22日16時(世界時22日7時)の現象ですが、 太陽の南側(下側)でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 この噴出により、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。 飛び出したガスは、太陽の左側に向かっています。 しかし、発生した場所が太陽の中心に近いので、 一部は地球へも向かっている可能性があります。 地球まで4〜5日程度かかると考えると、 26〜27日頃の太陽風に、小規模の変化が見られるかもしれません。 磁場が強まって、南向きに振れると、 磁気圏の活動が高まる可能性があります。 太陽風は、速度が350km/秒から330km/秒へ少し下がり、 より低速になっています。 磁場強度は、4nT前後で安定しています。 磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。 磁気圏は静穏で、AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部に小さいコロナホールが見えています。 広がりが小さいので、あまり影響はなさそうです。 太陽風は低速の状態がしばらく続きそうです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出により、太陽の左側に向かってCMEが発生している。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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