宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/11/19 11:52 更新 コロナホールの影響で、太陽風がやや高まっています。 担当 篠原 昨夜から、370km/秒とやや低速だった太陽風の速度が上昇を始め、 今朝には、450km/秒とやや高速の状態になりました。 磁場強度も、一時的に10nTを超える変化も見られましたが、 全体としては、7nTと少し強まった状態です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真では、 既に西側にだいぶ進んでいますが、 コロナホールの影響がやって来たようです。 16日に発生したCMEの変化も、一緒にまとまっているかもしれません。 磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、 +5nTや -5nTを超えるくらいの強さで、 南北にゆっくりと変化しています。 このため、南向きになった時に磁気圏の活動も高まって、 AE指数は、700〜1000nTの中規模の山が 数時間おきに発生しています。 極域は、オーロラの光でにぎやかな夜になっているようです。 今回のコロナホールは、広がりが小さく、 影響はそれほど続かないと思います。 太陽風の速度は、明日には下がり始めるかもしれません。 太陽は、昨日目立っていた黒点に、 2456黒点群と番号が付けられています。 目立ったフレアの発生はなく、穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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