宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/14 --- ---
11/13 --- ---
11/12 --- ---

黒点 11/13 (NOAA)
磁場 フレア
2448 3 β ---
2449 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:36 457 -0.2
-2 h 467 +0.7
-4 h 460 +0.5
-6 h 433 -1.1
-8 h 404 +1.3
-10 h 406 -4.5
-12 h 394 -4.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:30 -15 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
11/14 0.3 7x10^4
11/13 0.4 9x10^4
11/12 0.4 2x10^5
11/11 0.8 6x10^4
11/10 3.7 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/ 9 12:20 太陽風磁場が再び南向きになり、オーロラの活動を高めました。
2015/11/10 12:09 M3.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
2015/11/11 12:47 太陽風は700km/秒の高速風になっています。CMEの乱れも近づいています。
2015/11/12 12:19 高速の太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。
2015/11/13 11:43 太陽風は平均的な速さに戻り、CMEによる乱れは特に見られませんでした。
最新のニュース

2015/11/14 07:48 更新
太陽風の小規模の高まりが到来しています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

昨日の午後から、太陽風の磁場強度が5nTから10nTに上がり、
速度も、380km/秒から470km/秒へ高まる変化が見られました。

CMEの発生からは4日が経過していて、
時間がかかり過ぎているように思います。
一方、27日周期の図を見ると、
前周期の10月18日にも太陽風の小さい高まりが到来していて、
この小規模の変化が戻って来たのかもしれません。

現在の太陽風は、磁場強度は5nTに戻っています。
速度は450km/秒とやや高まっていますが、
既に変化のピークは過ぎているようです。

この太陽風の乱れに伴って、
太陽風磁場の南北成分が、-5nTと南向きにやや強まっています。
この影響でオーロラの活動も高まっていて、
AE指数のグラフは、変化が到来した後半から、
800nTくらいの中規模の変化が続いています。

太陽風の乱れは収まってきているので、
磁気圏の変化も次第に弱くなっていくでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽写真は、
中央部の東側(左側)に小さいコロナホールがある程度です。
太陽風はしばらく穏やかに推移しそうです。


太陽も、昨日お知らせしたC1.2以降、特にフレアの発生はなく、
穏やかな状態です。
黒点も小さいものばかりです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今回の太陽風の乱れの影響で、大きく減少しています。
2つの衛星ともに、10,000の線を割っています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。