宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:47)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/11 01:45 C2.7
11/10 22:56 C3.7
11/ 9 21:48 M3.9

黒点 11/11 (NOAA)
磁場 フレア
2443 1 α C4
2448 8 β ---
2449 14 β M4
2451 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 696 -0.2
-2 h 663 +1.9
-4 h 680 -0.9
-6 h 672 +0.1
-8 h 673 -0.1
-10 h 663 +0.5
-12 h 714 -4.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -35 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^4
11/11 0.8 6x10^4
11/10 3.7 3x10^4
11/ 9 0.3 2x10^4
11/ 8 0.4 2x10^4
11/ 7 0.3 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/ 6 11:50 高速の太陽風は続いています。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2015/11/ 7 12:32 太陽風の乱れが到来しました。4日のニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/11/ 8 12:53 太陽風磁場が南向きに強まり、活発なオーロラの活動を起こしています。
2015/11/ 9 12:20 太陽風磁場が再び南向きになり、オーロラの活動を高めました。
2015/11/10 12:09 M3.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
最新のニュース

2015/11/11 12:47 更新
太陽風は700km/秒の高速風になっています。CMEの乱れも近づいています。

担当 篠原

太陽風の速度は、600km/秒から700km/秒へ更に上がり、
かなり高速の状態になっています。
コロナホールからしっかりと高速風がやって来ているようです。

一方、太陽風の磁場強度は、10nTから5nTへ下がっていて、
現在は、高速風領域の中盤に入っている様です。

磁場の南北成分は、振れ幅が次第に小さくなっていますが、
南北に変化が続いています。
このため、磁気圏の活動は活発な状態が続いていて、
AE指数は、1000nTや1500nTに達する激しい変化が
頻繁に発生しています。

世界時10日16〜18時頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの動画で紹介します。
この頃、AE指数は1000nTに達していました。


この高速太陽風に乗って、
CMEによる太陽風の乱れが地球に近付いていると思われます。
今夜以降、ACE衛星のデータに注目して下さい。
現在の太陽風の速度が高いので、
擾乱の到来も早めになるかもしれません。

磁場の強まりがやって来て、南向きに強い変化をもたらすと、
磁気圏でもより規模の大きい乱れが発生します。
今回はどの様に変化するでしょうか。


太陽では、西の端に沈んで行った2443黒点群でC3.7、
東端の新しい領域でC2.7の小規模フレアが発生しています。
しかし、全体としては穏やかな印象です。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES13、15の両衛星で10,000のレベルを超えて増加しています。
高まった状態は、一週間近く続いています。




ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラにより撮影された、世界時10日16〜18時のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。