宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:19)
昨日、C2.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/12 --- ---
11/11 01:45 C2.7
11/10 22:56 C3.7

黒点 11/12 (NOAA)
磁場 フレア
2448 7 β ---
2449 14 β ---
2450 2 β ---
2452 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 527 -0.2
-2 h 568 +0.3
-4 h 603 -0.1
-6 h 638 +1.3
-8 h 672 +0.3
-10 h 674 -1.6
-12 h 676 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^4
11/12 0.4 2x10^5
11/11 0.8 6x10^4
11/10 3.7 3x10^4
11/ 9 0.3 2x10^4
11/ 8 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/ 7 12:32 太陽風の乱れが到来しました。4日のニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/11/ 8 12:53 太陽風磁場が南向きに強まり、活発なオーロラの活動を起こしています。
2015/11/ 9 12:20 太陽風磁場が再び南向きになり、オーロラの活動を高めました。
2015/11/10 12:09 M3.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
2015/11/11 12:47 太陽風は700km/秒の高速風になっています。CMEの乱れも近づいています。
最新のニュース

2015/11/12 12:19 更新
高速の太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。

担当 篠原

太陽風の速度は、700km/秒から530km/秒に下がってきました。
高速の状態は続いていますが、勢いは弱まってきています。
磁場強度も、5nTから3nT近くへやや下がっている印象です。
コロナホールによる高速風の領域は、後半に入ってきたようです。

一方、CMEによる太陽風の乱れは、まだ到来していません。
現在、フレアの発生から2日半が経過しています。
今夜にかけて、引き続き注目して下さい。
ただし、到来が遅れるほど、速度の変化も小さくなるでしょう。

太陽風磁場の南北成分は、
ACEの図の前半は南寄り、後半は0nT付近と傾向が変わっています。
磁気圏の活動もこの影響を受けて、AE指数の図は、
中盤までは500nTを超えて、1500nTに達する変化も起きていますが、
終わりの方は変化がなくなっています。

AE指数が最も変化した頃の、世界時11日18時前後のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
ファイルサイズの関係で、この時間帯だけにしていますが、
この前後にも活発なオーロラの活動が捉えられています。

この後、CMEによる乱れが到来した場合、
太陽風の磁場の強度や振れ方も変わるでしょう。
南向きに大きく振れた場合、
オーロラの活動も強まる可能性が高まります。


太陽は、目立ったフレアの発生はなく、穏やかです。
可視光写真の黒点も、小さくなって目立たなくなっています。


放射線帯の高エネルギー電子は、更に増加して、
GOES15(青線)は、10万の線に達しています。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時11日18時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。